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KURIYA COFFEE ROASTERS BLOG

焙煎機に温度センサーを追加

ながらく放っておいたブログですが、復活します。スミマセンデシタ・・・

当店の焙煎機は米国製Diedrich Roaster IR2.5というモデルです。このマシンには温度センサーが一つだけ付いており、コーヒー豆の温度を測定しています。

焙煎機からコーヒー豆に与えられる熱量は、豆の接するドラムから直接伝わる伝導熱、焙煎機自体が蓄積した熱からの輻射熱、熱風から受ける対流熱の三種類あります。この三種類の熱がコーヒー豆に与えられ、様々な化学変化を引き起こし、それがつまり焙煎するということです。

焙煎機に付属しているコーヒー豆の温度を測定する温度センサー(豆温度計=BT)は、何を表しているのかというと、前述の化学変化の結果としてのコーヒー豆の温度を測定している訳です。

焙煎という作業は、コーヒー豆に与える熱量のコントロールが重要です。そのために必要な情報として、化学変化の結果としての豆温度だけでは、心もとないと私は思います。そこで、豆温度ではない、ドラム内のコーヒー豆の周囲の温度(ET)を知りたいと思ったのです。

焙煎機に付属する温度センサーの情報をUSB出力する機器(Phidget1048)には、4つのセンサーを接続できる機能があります。今回は、ふたつめのセンサーを接続しようという訳です。さて、センサーですが、正確には熱電対センサーといいます。Amazonで検索すると意外とお手頃価格(¥1,000ちょっと)で手に入ります。

問題は、この熱電対センサーをどこに設置するか?です。はじめはドリルで焙煎機の鋼に穴を開けることを試みました。しかし、思ったよりずっと硬くて、私の電動ドリルでは歯が立ちません。ここで悩むこと数日・・・あ、あった、あった。ここなら問題無い!!豆の投入シューターを固定するボルトを一つ外してその穴を利用すれば良いのだ!

2016_ETセンサー設置位置

 

というわけで、穴に熱電対センサーを挿入し、金属パテ等で隙間を埋めて完成。みごとドラム内の周囲温度(ET)の測定ができたのでした。

2016_ETプロットの例

赤のプロットがETのグラフです。ちなみに紺色の線がBT、青色の線がBTの変化率(ΔBT)です。

ETが焙煎の何に役立つのか??それはこれから考えますwwまずは事実を知ることこそが重要かと思いますので。

 

 


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