COFFEE

【ペルー】リマコーヒー
【ペルー】
リマコーヒー

【ペルー】リマコーヒー

ペルーは、赤道にほど近く、高標高のアンデス山脈を抱く国で、高品質なコーヒーを生産するのに理想的な自然環境に恵まれています。
高いクオリティのコーヒーの生産するためには、コーヒーチェリーを収穫する農園と、チェリーから生豆を取り出す精製所の距離が近いことが重要です。
ペルーはインフラの整備が遅れているため、せっかくのコーヒーチェリーの品質を維持したまま生産処理することに問題を抱えています。
しかし近年は、それらの諸問題をクリアし、ペルーの持つポテンシャルを活かした素晴らしいコーヒーが次々と生産されています。
またカップオブエクセレンスも2017年より開始され、その素晴らしい風味と品質が世界中から注目を集めています。
リマコーヒーは、カハマルカ地方の小規模生産者から生産されたロットで、特に品質が優れ風味の際立ったカップのみが選ばれました。
その風味は、甘く滑らかで、グリーングレープやカモミールの風味を感じます。
極めて上等のスペシャルティであるにもかかわらず、低価格なのも魅力の一つです。

Processing : Washed
Variety : Caturra, Typica, Catimor,
Mondo Novo, Pache
Altitude : 1,650 - 1,800m

【エチオピア】エチオピア グジ・アラカ農園 Washed / Sun-dried
【エチオピア】
エチオピア グジ・アラカ農園
Washed / Sun-dried

【エチオピア】エチオピア グジ・アラカ農園 Washed / Sun-dried

 エチオピアは、コーヒーの原産国でもあり、古くからモカの呼称でそのコーヒーは親しまれてきました。
緯度が低く標高の高い高原で生産されたコーヒーは、一級のスペシャルティコーヒーとして世界中のマニアから愛されています。
エチオピアのコーヒーは、生産処理施設を持たない小規模生産者が生産することが多く、別に経営される精製所に持ち込み生産処理され、
政府機関であるECX(エチオピア農産物取引所)を通して輸出されるパターンがほとんどです。
しかしECXを通すと生産者がトレースできなくなり、厳密な意味でのシングルオリジンを入手することは非常に困難です。
アラカ農園はMETAD社の管理する農園の一つで、このロットはECXを通さず、METAD社自らの手により日本へ輸出され、
METAD社の社員自らが営業し、販売されたものです。(当店にもMETAD社員が来店しました)
METAD社は、高い生産技術を持ち、厳密な品質管理基準を設けることで、他の農園と徹底的な差別化を行なっています。
また、環境にも配慮しサスティナブルなコーヒー生産に尽力しています。
多くのエチオピアコーヒーは品種を特定できず「エチオピア原生種」としか表記できませんが、METAD社によるコーヒーは、
日照量や土壌に適した品種を選択して植樹しており、番号で管理された品種が特定できます。
私は、ここまでの厳密なトレーサビリティを持つエチオピアのオリジンを他に知りません。
Washedの場合の風味は、アプリコットやピーチのフレイバーに、クリーンカップ、スウィート、ロングアフターテイスト。
Sun-dried(一般的にはナチュラルと呼ばれる)の場合、印象的なストロベリーやサクランボの香り、甘くてジューシーで、ロングアフターテイスト。
どちらの精製方法であっても、一級品のパーフェクトなコーヒーです。
精製方法による味覚の違いを体験するのにも良い機会と思います。

【エチオピア】エチオピア グジ・アラカ農園 Washed / Sun-dried

Processing : Washed / Sun-dried
Variety : 74110, 74112, 74140, 75227
Altitude : 2,100m

ウテウジ・ジンボ・エンブAA
【ケニア】
ウテウジ・ジンボ・エンブAA

【ケニア】ウテウジ・ジンボ・エンブAA

ケニアは、アフリカで最も高品質で風味豊かなコーヒーの生産地として知られています。
主にケニア種(SL-28, SL-34など)と呼ばれるケニアの風土に適した品種が栽培されており、
そのカップクオリティの高さから世界中のコーヒーマニアから愛されています。
ウテウジジンボとは英語では<Contry Select>、地域による風味の違いにスポットを当てたプロジェクトで、
今回はケニアの3大生産地のひとつでケニア山の東側に位置する「エンブ地方」のフレイバーをお届けします。
しっかりとしたコク、それでいてとても複雑なフレイバー特性のあるコーヒーです。
トロピカルフルーツ、ドライトマト、特徴的な塩味、酸と甘みの絶妙なバランス・・・。
未知のケニアンフレイバーをぜひ体感してください。

Processing : Washed
Variety : SL28, SL34, K7, Ruilu11
Altitude : 1,400m~2,000m

【スマトラ】アチェ・ゲガラン
【スマトラ】
アチェ・ゲガラン

【スマトラ】アチェ・ゲガラン

エチオピア・モカ、ケニアなどと並び、産地独特のテロワールを色濃く醸し出すスマトラ島北部のマンデリン。
特にその中でもアチェ特別自治州で作り出されるマンデリンアチェは、
その品質の高さと、フレーバーの複雑さで世界のスペシャルティコーヒー愛好家の注目の的となっています。
ゲガラン地区の小規模農家は、皆で小さなコーヒーチェリー集積所を管理しています。
ここはコンパクトではありますが、屋内乾燥場やパルパー(果肉除去機)などを備えています。
収穫されたコーヒーは、信頼の置けるコレクターに渡され、
他の地域と混ぜないように精選工場に運ばれ、スマトラ式と呼ばれる伝統的な方法で精製されます。
さらに比重選別・スクリーン選別・ハンドピックを施して、このスペシャルロットが作られます。
マンデリンは一般的に深煎りにする場合が多いのですが、当店の場合はかなり浅煎りに仕上げています。
これまでのマンデリンのイメージとは違い、フルーティで爽やかなコーヒーです。
その香りは、アプリコット、アーモンド、ハーブティ。クリーンで、ミルキーなマウスフィール。
そして甘みのロングアフターテイストが素晴らしいです。

Processing : Sumatra
Variety : Timor Timur, Esrini
Elevation : 1,450-1,550m

【ブルンジ】ガタレ・ウォッシングステーション
【ブルンジ】
ガタレ・ウォッシングステーション

【ブルンジ】ガタレ・ウォッシングステーション

日本ではあまり馴染みのない国「ブルンジ」。
ルワンダの隣国であり、1970年代にはルワンダと同じ民族対立によるジェノサイドという悲劇に見舞われました。
その後の政治的混乱はルワンダよりも長く続き、現在でも完全な収束は見せていません。
またアフリカで最もGDPが低く世界最貧国とも言われています。
そんなブルンジですが、スペシャルティコーヒーによる経済復興を目指し、その個性と質の高さから世界から注目を集める国へと変わりつつあります。
ブルンジの特徴としては、イキイキとした明るい酸と複雑なフレイバーにあり、またそのクオリティは隣国のルワンダを凌ぐ勢いがあります。
ガタレ・ウォッシングステーションは、ブルンジの特徴の通りの明るい酸味と、強い甘味、そしてブルーベリーを思わせるフレイバーが特徴的です。
他国では体験できないブルンジ産のフルーティなコーヒーをぜひお楽しみください。

Processing : Fully Washed
Variety : Bourbon
Elevation : 1,650m

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